太平洋食堂

太平洋食堂旅行記

日時2012年06月08日      テーマ熊野・新宮・太平洋食堂

ちょっと宣伝

熊野伝説パート2

 第五回公演で盛り上がってましたが、ここで、ちょっと宣伝です。脈絡もなく宣伝します。

 以前、新宮へ太平洋食堂の取材に行った時に、お宿を提供していただいた、マグロ卸商の中田さん、なんと、熊野比丘尼を題材にして、熊野伝説パート2の映画を撮り始めました。こういうの、クランクインというのかね??
 昨年の、紀伊半島の大洪水で、勝浦も大変な被害と犠牲者を出しました。中田さんは、昔、学習塾をやっていて、その教え子の方も被害に遭われて亡くなられたそうです。本当に、昨年は日本中で自然災害が荒れ狂ったのです。ご冥福を心よりお祈りいたします。
 中田さんは、先祖代々、「かす地蔵尊」という熊野の峠道にあるお地蔵様の世話人をやっていて、そのお地蔵様の伝説をみなに伝えたいと思い、ある日突然、素人、セミプロ集めて映画を作りました事は、以前、ご紹介致しました。あの映画には、今は洪水でズタズタになってしまった熊野川流域の美しい自然が、ばっちり残っています。

 今回もやはり地域の歴史と美しい自然を、昔語りのような映画にすべく、メガフォンを取ったわけです。
しかし、今回の熊野比丘尼という題材は、民俗学でいろいろと研究されていて、なかなか映像化が難しいというか、時代考証を正しくするとあまりきれいな画像が取れず、かといって全く無視もできず、うーん、と悩みに悩んだようです。
 私も、時代物の劇作をするといつも、フィクションだという開き直りができず、ついつい資料に引きずられてしまし、つまらないことばかり気になってしまったりします。
 中田さんも、その道の権威の方にお伺いをたてながら、いろいろと、ビジュアル面の充実を諮られているようです。脚本もいろいろと苦心の跡が見られます。なにせ、カメラは一台!!
 しかし、部外者からみれば、この美しい熊野路の自然は何よりも素晴らしく、説得力ある映像となってます。中田さんがんばれ!!
 ちなみに、この山伏は本物、本職の方です。修験道にも通じる中田さん、プロの応援を得て、熊野比丘尼の世界を思う存分撮影してください。ご成功をお祈り申し上げます。

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